人間誰しも「縁を切りたい」と感じるものがあることかと思います。
職場や友人、男女などの人との縁でということもあれば、運や習慣、病気などのものを思い浮かべる人もいるかもしれませんね。
今回は、古くから病気や腫れ物などとの縁を切ってくれる御利益があるとされる「石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ/石切さん)」について紹介していきたいと思います。
石切劔箭神社(石切さん)について
石切劔箭神社の御利益や縁切りに関する口コミを見ていく前に、まずはここがどういった場所なのか、基本的な情報をおさらいしておきましょう。
石切劔箭神社(石切さん)の基本情報
住所:〒579-8011 大阪府東大阪市東石切町1丁目1-1
電話:072-982-3621
FAX:072-981-3070
大阪の生駒山麓に鎮座する石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は、古くから病気平癒のご利益があるとされており、「石切りさん」の愛称とともに親しまれています。
また、石切劔箭神社は加持祈祷・御百度参りも有名で、関西圏はもとより、その御神徳にあやかろうと全国各地から大勢の方がお参りに来る場所でもあります。
石切劔箭神社(石切さん)の御祭神について
石切劔箭神社(石切さん)では、私たち大和民族が皇祖と仰ぎ奉る天照大神(あまてらすおおかみ)の御孫にあたられる瓊々杵尊(ににぎのみこと)の御兄、饒速日尊(にぎはやひのみこと)とその御子、可美真手命(うましまでのみこと)の二柱をお祀りしています。
ちなみに饒速日尊(にぎはやひのみこと)の大和国の平定が成就した立役者であることが『日本書紀』や『古事記』を読むとわかります。
また、古代の有力豪族である物部氏(もののべし)の祖とされているのですが、実は石切劔箭神社のご祭祀は代々、「木積(こづみ)」氏が務めています。
そしてこの「木積」の姓は、物部氏の最有力氏族のひとつ「穂積(ほづみ)」から転じたもの。
かなり由緒のある神社である事がわかりますね。
石切劔箭神社(石切さん)へのアクセス
石切劔箭神社へは電車や車を利用して行くことができます。
電車を使う場合は近鉄けいはんな線「新石切」駅から徒歩7分、近鉄奈良線「石切」駅から徒歩15分ほどで辿り着けます。
車をで行く場合は、
・近鉄自動車道「東大阪」JCT経由で阪神高速13号東大阪線「水走」出口より直進し四ツ目の信号を左折。
・第二阪奈道路「西石切ランプ」出口から大阪外環状線、被服団地前交差点をUターン。
・一般道では大阪外環状線、被服団地前交差点を東に進む
ことでたどり着けます。行く際は事前に近隣の駐車場情報を調べておくと良いでしょう。
石切劔箭神社(石切さん)の御利益について
石切劔箭神社には病気平癒の御利益が期待できると先ほども紹介しましたが、もともと「石切りさん」は「でんぼ(できもの・腫れ物)の神様」としても知られており「ガン封じ」の御利益もあると言われてきました。
このように、腫れ物や病気を治してくれる(断ち切ってくれる)神社として有名になったのですが、そこから転じて、悪縁などとの「縁切り」にもご利益があるとされているのです。
実際に御百度参りを含め、病気との縁切りを願ってたくさんの方がお参りされているとのこと。
もちろんきちんと治療を受けることも大切ですが、それと合わせて病が治るよう参拝してみるのも良いかもしれません。
そもそも「石切劔箭神社」という名がそもそも、御祭神の御神威がどんなに強固な岩をも切り裂き、刺し貫くことが出来るほど偉大である様を表していることからも、強いパワーが感じられますね。
石切劔箭神社(石切さん)で病気平癒祈願をしてみよう!
ここまで、腫れ物や病気平癒にご利益があるとされる石切劔箭神社(石切さん)について紹介してきました。
ちなみに石切劔箭神社は東京分祠もあるため、関東圏の人はそちらを参拝してみても良いかもしれません。御百度参り用の石も大阪の本社同様置いてあります。
住所:〒112-0006 東京都文京区小日向1丁目9-10
電話:03-5978-0578
アクセス:東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩14分、東京メトロ東西線「神楽坂駅」徒歩21分
特に病気・腫れ物等との縁を切りたいという方はぜひ一度尋ねてみてはいかがでしょうか。